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塗装Q&A 塗装Q&A

  1. しつこいセールス業者について?
  2. 塗装業界に携わる人々?
  3. 塗装工事でお困りのこと?
  4. 塗料のバリエーションについて?
  5. サイディングに塗装って必要なの?
  6. ひび割れ応急処置について?
  7. 雨の日の作業について?
  8. 本当に塗装が必要なのか?

1. しつこいセールス業者について?

新築工事より特に資格を有しないリフォーム工事が、今成長業種であると言われています。
そんな中、外壁塗装工事の改修に限っては、内部と違い家の中に入らずとも目に付く個所であり様々な方法を使って営業合戦が行われております。

彩青会にも寄せられるご質問で、しつこいセールス業者をどのように断れば良いのか?と迷われている意見が寄せられました。

簡単に申し上げてしまえば、断り続けるという地味な作業しかないのですが、断り方によっては何をされるか分からないという不安があるがために、ずるずると契約してしまったとする例があるようです。

このようにしつこくする業者が行っている行為は、訪問販売という部類のものですが、訪問販売法を守っているのであれば、何処にも違法性はないのです。しかし、下記に述べるような行為があった際には、毅然として警察や消費者センター窓口にご相談下さい。

    1. 留守中に勝手に敷地に入り、見積り業務を行ったり、
      屋根に登り写真を撮影する。
    2. 早朝もしくは夜遅い時間の訪問。

このような業者に依頼してしまった後のトラブル報告例もありますが、まずは契約する前の準備として、少しでも不可解なことがありましたら、はっきりと断る勇気が必要です。

いらなければいらない!用は無い!まずはこのことを胸に刻んでください。


2. 塗装業界に携わる人々?

塗装業界の一部ですが、ここでは建築塗装に携わる人々を紹介します。
大まかには、製造メーカー・塗料販売業・塗装施工業者の3つに分けることができます。これらをまとめて『製販装』と言われています。それぞれの役目は以下のとおりになります。

    1. 製造メーカー
      工場にて塗料の原料に色を混ぜて調色して缶に詰め替えて、塗料販売店へ出荷します。また新しい商品の開発も取り組んでいます。耐久性を強めた塗料、扱いやすい塗料、機能を付け加えた塗料などがありますが、中でも環境に配慮した塗料として無鉛化した水性塗料が増えてきました。
    2. 塗料販売業
      塗料を製造メーカーより仕入れて塗装施工業店へ販売します。また塗料以外の商品(テープやビニールなどの養生品、刷毛やローラーなどの塗装器具、高圧洗浄や吹付塗装に使用する機械)も販売します。
      塗料販売店によってサービスの内容は異なりますが、塗装店や現場まで配達したり、塗装施工業者からの問い合わせに応じたりしてくれます。販売店は、ホームセンターから個人商店までさまざまな形態で構えていますが、最近ではインターネット上で販売しているところもあります。
    3. 塗装施工業者
      塗装現場にて、用途に適した塗料を選択して塗装工事をします。
      塗装の前に塗装準備として塗布場所のケレン・洗浄・劣化された箇所の復元をすることにより下地を整え、そして接する部分や周囲に飛び散らないように養生をします。それから塗装に入ります。塗装は、下塗・中塗・上塗を使い分けて塗装します。

この彩青会も塗装業界に携わる人(製造メーカー・塗料販売業・塗装施工業者)が会員になって運営しています。


3. 塗装工事でお困りのこと?

  1. 塗装修繕の必要性の判断は?
    およそ新築から約10年位で余り不具合が発生していない時点が適切であり、これを越えると塗装以外の大掛かりな工事になってしまう場合があります。
  2. どんな工事が必要か?
    専門業者、ハウスメーカー等に調査してもらい、おおまかな工事規模と予算案を作成します。それから資金計画を立てましょう。
  3. どこへ頼むか?
    施主様の希望を伝えた上で、見積もりにそれが反映しているかを確認します。
    しっかりした工事をすれば、それだけの費用がかかるので、安いだけで業者を選ぶのは禁物です。訪問業者の場合、営業と工事が分離しているケースが多く、施主の意思が工事に反映されないことが有りますので注意します。
  4. 工事が決定してから
    1. ご近所への挨拶廻り
      基本的には業者が行いますが、声かけ位はお願いします。
    2. 車の置き場所
      足場等の都合で、施主様の車の移動も必要になります。
      この場合の駐車料金については施主様が負担して、業者の車両については業者持ちとなります。
    3. 植栽
      簡単な鉢の移動は、業者がサービスで行いますが、基本的には施主さまで処置してください。
    4. トイレの使用について
      業者が移動式トイレを架設するか、近くの公園等の公共場所で利用するのが一般的です。
    5. その他
      注意すべき点や問題点は、できるだけ早めに、施主様・業者との話し合いで決めましょう。

4.塗料のバリエーションについて?

建築用塗料は、下地の種類、状態、建物の部位、用途、環境配慮などに併せて多種多様の塗料が存在しています。このようなことを考慮して塗装仕様が決まっていきます。

  • 環境を考慮した場合
    塗料は、大きく分類すると、強溶剤、弱溶剤、水性に分かれます。特に、強溶剤塗料は性能は良いが臭気の問題でトラブルを起こしやすいため、最近では
    あまり使用されていません。周辺環境を考えた場合、
    水性 > 弱溶剤 の順で検討されます。
  • 一般外壁の塗装
    外壁は下地の種類や状態、塗膜の耐久性や機能、コスト、模様をどうするかなどを考慮して仕様を決定します。まず、塗膜の耐久性は
    アクリル < ウレタン < シリコン < フッ素
    の順でフッ素が耐久性が最も高い塗料です。また、コストも耐久性同様にフッ素が最も高価格になります。最近では、ウレタンやシリコンを使用するケースが多くなっています。また、最近では、セラミックを配合した低汚染塗料や防藻、防かびの機能を付加している物が多くあります。それから躯体の保護を目的としている、防水形塗料(弾性塗料)などが使用される場合があります。パターンを出す塗料もさまざまありますので塗料メーカーや施工店などに見本をとりよせるとよいとおもいます。だだし、塗り替えの際、旧塗膜に模様がある場合はイメージする模様がでない可能性があるので施工店に相談する必要があります。
  • 屋根用塗料
    屋根に使用する部材には主に、コロニアル、瓦、トタンなどがあります。今あげたものにはそれぞれ専用の塗料があり現在使用されている部材によって塗料を選定しています。さらに、遮熱効果のある塗料もあります。
  • 鉄部
    鉄部塗装では、塗装の前の素地調整(発生したさびや状態の悪い塗膜、油脂の除去など)が大事になります。この処置をした後、さび止め塗料を塗装します。

一般的に使用されているさび止め塗料は、一般さび止め、鉛系さび止め(シアナミド鉛など)、鉛・クロムフリーさび止め、エポキシ樹脂系さび止めなどがあり、コスト、性能は後者ほど高くなります。次に上塗材ですが、合成樹脂調合ペイント(SOP)、弱溶剤ウレタン樹脂塗料を使用しています。また、高耐久の仕様としてシリコン、フッ素樹脂塗料を使用するケースもあります。


5.サイディングに塗装って必要なの?

まず素材の種類について説明させて頂きますが、セメントや木片、繊維質などを加工した窯業系サイディング。アルミ素材や鋼板を加工した金属サイディングの二つの大まかに分けられます。いずれも工場で塗装され現場で取り付ける工法になります。

高機能な塗料を使用したり、錆びにくい素材を使用した製品もありますが、いずれも、塗装された面で性能を確保している物が多い為、塗り替えが必要になるものと考えます。

また、長期間メンテナンス不要と宣伝される製品もありますが、サイディングのジョイント部やサッシ廻りに使用されるシーリング材は定期的に補修・又は打ち替えになることから、定期的にメンテナンスをする必要になります。


6.ひび割れ応急処置について?

ヒビ割れ(クラック)は、建物に雨水が入り込み、建物を痛める原因となります。
ヒビ割れの幅が狭いものの(ヘアークラック・2mm以下)程度は、建物の中にある防水層に守られますが、幅が広がっているものについては、クラックをふさがなくてはいけません。
補修方法としては、ホームセンターで売っているシーリング材をクラックに充填し、その上に塗装するのが一般的です。

そこで注意して頂きたいのは、シーリング材の選定です。
シーリング材の中には、シーリング材の上に塗料が付着しない、もしくはシーリング材中の可塑剤が塗料に移行し、塗装面に汚れがつきやすくなるものがあります。

*塗装がのるシーリング材と、のらないシーリング材を写真で載せますので、ご参考にして下さい。

○良好

塗装がのるシーリング材は、一成分形ポリウレタン系か、変成シリコーンシーラントと記入されています。絶対に使用を避けてもらいたいのは、シリコンシーラントと記入されています。

×適用外

もし間違えてシリコンシーラントを打ってしまい、その後塗装がはがれていたり、汚れが目立ってきてしまった場合には、小規模であれば、塗られている塗装を極力はがし、シリコンオフ(下記写真参照)等でシリコン成分を拭き取り、再度塗装するものが有効かと思います。

大規模であれば、バリアプライマー等を塗布などの処置しなくてはいけません。 その際には会員名簿に記載されている会社、又は彩青会事務局までお問い合わせ下さい。


7.雨の日の作業について?

塗装工事は、雨天の場合できる作業は限られます。

雨天でもできる工程は、塗装工程の前におこなう高圧洗浄、室内の塗装、外部の雨の当たらない場所などです。外部の塗装は施工できません。
また、天候が回復しても塗装面がぬれている状態では施工できず完全に乾燥するのを待たなくてはなりません。梅雨時などで湿度の高い環境では天候にかかわらず施工できない場合もあります。

これらを踏まえ、天候がはっきりしない時などは施工店に確認しましょう。


8.本当に塗装が必要なのか?

塗り替えのサイクルは何年?塗料の対応年数は何年?などと聞かれるケースがたまにあります。しかし、これらの質問はあくまで目安としてしか答えられません。 それは、使用された塗料や建物の周辺の環境などにより大きく左右されてしまうからです。
塗り替え時期としては、建物(躯体)の状況、塗膜の状況により判断するしかありません。

  • 汚染やかび、藻の発生
  • 塗膜の変色、色あせ
    上記あげたものが広範囲に発生している場合、美観を保つ意味で塗り替えを検討する時期と思います。
  • 塗膜のチョーキング(白亜化)
    手で塗膜をこすったときに手に白い粉状のものがつきます。これがチョーキングとよばれるものです。この現象は塗膜が劣化すると現れますので躯体の保護機能が低下していきます。塗り替えを念頭におく時期かと思います。
  • ひび割れの発生
    ひび割れの発生、特に幅の広いひび割れなどが見られたときは早めに施工店に相談したほうが良いと思われます。これを放置してしまうと雨水等が侵入し躯体を傷めるとともに室内への漏水の原因ともなります。

上記の現象やそれ以外のことでも不明な点があればメーカーや施工店に問い合わせてみることが賢明に思います。


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